2日は、朝から自民党政調会が開催され、政府が進めている21年度補正予算の見直しによる、本県への影響についてのヒアリングをおこなうとともに、従来から意見交換をおこなっている友好団体からの22年度要望などの意見交換をおこないました。
補正予算の見直しによる影響は、現段階では少ないと思われますが新年度予算編成に伴い地方財源の行方や公共事業の考え方、農政分野では
「個別所得補償制度」の内容等による、今日までの取組みなどに対する影響が懸念されています。
当局においても、情報不足の感が強く県民、関係者に情報が提供できない事態となっており、政権交代による制度の変更は甘んじて受けるとしても、早く関係者の不安を取り除き新たな対応を計る上でも迅速な情報提供を政府に望みたいです。
また、友好団体との懇談会でも同様な意見が多く出されました。
特に急激な制度の変更が伴うもの、例えば
個別所得補償制度などは生産調整の面積配分などの基本的な考えが決まらなければ、農家は種籾や苗の注文さえままならず現場の混乱が生じるなど、いたるところでこうした問題の指摘があります。
ましてや、今日までの生産調整への取り組みにバラツキのある各県の事情や過剰生産による米価の下落、また、米以外の作物へ影響等々、数多くの課題があります。
早急な、制度説明や関係者の率直な意見に耳を傾ける姿勢を切望します。お昼の時間には、河合さん議院議員の連合会役員会に出席をし報道されたとおり来年夏の参議院議員選挙へ出馬しないことを了承し、その後農林水産部会や地方議員連盟総会など市内を駆け巡った1日でした。地方議員連盟の総会の中で、東京大学大学院農学研究院教授の鈴木宣弘先生に「農政の動向について」と題して講演をいただきました。私も、鈴木先生の著書「現代の食料・農業問題ー誤解から打開へー」を読み勉強をさせていただいていましたが、軽妙な語り口で日本の農業の現状や食の安全保障について意義深い話を聞かさせていただきました。